◆趣味のF-22ラプター
ベトナム戦争後の1976年。F-4EファントムⅡの後継機として実戦配備されたF-15イーグルは、世界最強の制空戦闘機でした。
F-15と同時期にソ連もSu27フランカーを開発してたのですが、実戦配備されたのはF-15より10年遅く、1986年の事でした。
でも10年遅かった分、F-15より高性能な戦闘機に仕上がってました。機動性が高く、航続距離も長く、4トンのミサイルを搭載できる上に対艦戦闘も出来るマルチロールファイターです。
F-15でSu27と戦うとかなり分が悪いので、アメリカはF-15の次の主力戦闘機の開発を始めます。
その最大の特徴がレーダーに映らないステルス機であること。レーダーに映らなければソ連本土に侵攻しても、察知されないので迎撃機も上がって来ません。
もし見つかってSu27と戦うことになっても、レーダー追尾式のソ連の長距離ミサイルが当たりません。一方的にSu27を屠ることが出来ます。
ただレーダーに映らないとは言っても、攻殻機動隊の様に光学迷彩で透明になるわけじゃありません。目で見ると見えます。なので地上から対空砲を撃たれたり、赤外線追尾の地対空ミサイルを撃たれると落とされます。
そこでF-22には、スーパークルーズ能力(超音速巡航機能)が与えられました。
F-22以前の戦闘機は、普段は音速よりも遅いマッハ0.9ぐらいで飛び、戦闘時だけアフターバーナー吹かしてマッハ2まで加速する。というのが普通でした。
F-15やSu27も最高速度はマッハ2.4ですが、巡航速度はマッハ0.9です。
ところがF-22は巡航速度がマッハ1.8で、最高速度がマッハ2.4です。仮に地上の見張りに見つかってミサイルを撃たれたとしても、普段からミサイルよりも速い為、地対空ミサイルが追いつけないとゆー。
ステルス最優先で設計されてる為、主翼は台形翼で、垂直尾翼も台形型で斜め。電波をあらぬ方向に反射する為、レーダーに映りません。
形だけでなく、機体の表面には電波吸収材がでコーティングされており、電波が当たっても反射しない様になってます。
F-22以前の戦闘機はミサイルなどを主翼や胴体の下に吊ってましたが、これらの装備が電波を反射します。
そこでF-22は胴体下にウェポンベイを持ち、ミサイルを発射する時だけ、ハッチを開くようになってます。このため、携行するミサイルの数は減ってるのですが、ステルス性能を無視すれば、主翼の下にミサイルを吊る事も可能です。
またキャノピーには純金が蒸着してあります。いくらキャノピーが丸くても、ポリカーボネート(透明プラスチック)は電波を通すので、複雑な形状をしたコックピット内部で電波を真っすぐに反射してしまうから。
そこでキャノピーに金を蒸着させ、丸いキャノピーの表面で電波を明後日の方向に反射するようになってます。
このため、F-22のキャノピーは角度によって金色に見えます(※この模型でも金蒸着キャノピーが再現されてます)。
ステルスとスーパークルーズ能力だけでも凄いのですが、Su27を上回る機動性も必要です。
F-22はコンピューター制御と推力偏向ノズルの採用により、Su27を上回る機動性を獲得してます。
世界最強の戦闘機が完成しました。
完成後の模擬戦でも、F-15、F-16、F/A-18などの米軍の主力戦闘機と戦っても全く勝負にならず、一方的に勝ってます。
その一方で、F-22が空戦で旧式機に負けた。という報道もあったりしますが、普段F-22は電波を反射するパーツを装着してます(飛行場のレーダーにも映らないと管制官にもわからないので、危険だから)。
この状態のF-22は、ワザとレーダーに映るようになってるので、ステルスの意味が全然無いとゆー。しかも範囲の決まった演習空域で有視界戦闘だと、いくら高機動でも小型機には機動性で負けるのでF-22の良さが全然発揮されないとゆー。
更に相手の訓練機に乗ってたのは、普段は訓練部隊の教官をやってる超ベテランだったゆー。
F-22本来の戦い方は敵地に超音速で侵入し、目で発見される遥か手前からミサイルを発射して敵機を落とす。になります。
が、高性能な分、1機の値段が3億5000万ドル(≒350億円)と高額で(F-15の10倍)、維持費も普通の戦闘機よりかかります(機体表面の電波吸収材は水や傷に弱いから)。キャノピーは純金蒸着だし。
F-22は、F-15の後継機なので750機生産されるはずだったのですが、値段が高いのと、仮想敵であるソ連が崩壊してしまったため、わずか187機生産されただけで終わりました。
それだと戦闘機の数が全然足りないので、安価なステルス戦闘機のF-35がせっせと量産されてますが、それでも数が足りないので、当分の間、F-15やF-16も現役であり続けます。
最強だけど、ちょっと値段が高すぎる。それがF-22ラプターになります。
外箱開封済み、ブリスター未開封の新品になります。リーフレットもあります。
テールコード『AK』を付けた太平洋空軍第3航空団第90戦闘飛行隊は、アラスカのエルメンドルフ空軍基地に展開してるF-22の部隊です。
写真の2枚目は、組立見本。
写真の3枚目は、ブリスターの上から。
◆発送に関して。
プチプチで包んで、封筒で発送予定。
『まとめて取引』機能は、トラブルが多い為、使用しません。
取引ナビのメッセージ欄にて、同梱対応します。
『まとめて取引をはじめる』ボタンは押さず、『単品で取引する』を押して下さい。
落札代理業者様&個人の代理落札は、トラブルになった時に物凄~く面倒な事になるので、取引をお断りしております。落札代理業者様が落札されても『落札者都合による削除』します。なので、入札しないで下さい。
また日本語が使えない外国人の方も取引にならないので、お取引をお断りします。
あと終了直前入札は避けていただけると、出品者としてありがたいです(特に複数落札の場合)。
この商品はヤフオク!一括出品ツール「オークタウン」で出品されています。