朝鮮唐津ぐい呑み(作品番G-027)
朝鮮唐津とは茶色の飴釉上に藁灰釉を部分的にかさね掛けしたもので、白い釉が流れ落ちる様が見どころになっています。特にこの作品では大滝が流れ落ちるような壮大な景色を
演出しています。
また、唐津焼のぐい呑みはなんといっても土味のよさと素朴な佇まいがすべてです。森の丘陶房では現地から取り寄せた土を使い、自家調合の釉薬を生掛けすることで「古唐津」の雰囲気を再現したいと考えます。唐津作品は荒い唐津粘土をろくろ挽きした後、タイミングのよい削り作業で、高台周りに「縮緬しわ」がでるよう心がけています。その後自家調合の釉薬を掛け焼成します。唐津粘土は砂気が多く、水分を吸収するため徐々に風合いが変化しますので、育てる気持ちでお使いくだされば作者としてうれしく存じます。
唐津焼きについて
16世紀末に朝鮮の陶工が佐賀県唐津で始めたといわれています。陶工たちは粘土と燃料となる赤松を求めて南下を続け、武雄近辺にまで達しました。唐津近辺の粘土は概して粒子が粗く、細かい細工には不向きです。素朴で野武士のような佇まいの唐津物は土どんな料理でも受け入れてくれる懐の深さが特徴といえます。 森の丘陶房は現地から粘土を取り寄せ、自家調合の釉薬を使って、絵唐津、斑唐津そして朝鮮唐津を焼いています。
※ぐい呑みと、ぐい呑み以外の作品を同時にご注文いただきますと、ぐい呑みの送料は無料となります。
※徳利は販売品ではありません。