グアテマラ産のパライネマ種をアナエロビックファーメンテーション(嫌気性発酵)で仕上げたレア度満載の豆が入荷しました!
◆パライネマ種
ホンジュラスで開発されたハイブリッド種(病虫害耐性を上げるためにカネフォラ種とアラビカ種を交配した品種)。
低めの標高で育成することでゲイシャ種のようなフローラルな風味が得られることもあり、2017年のホンジュラスCOE(カップオブエクセレンス)では優勝したこともある品種です。
◆アナエロビックファーメンテーション(嫌気性発酵)
コーヒーの実に含まれるミューシレージ(蜜のような粘着質)をタンクに溜めて生豆を漬け込み、密閉して発酵させることで発生した炭酸ガスの圧力によって成分を豆に浸透させる方法。
シナモンのような特徴的な風味と甘さがあり、2019年にはコスタリカCOEでアナエロビックの豆が優勝しています。
近年注目されている精製方法です。
味の特徴としてはアナエロビック特有のシナモンフレーバーが強いですね。
少しフローラルな要素も混ざっているのか、生八ツ橋や中華菓子を思わせるような上品で甘い香りです。
柔らかい酸味があり、冷めてくるとトロピカルフルーツのようなフルーティさと甘さが際立ってきます。
焙煎度はその強烈なキャラクターと酸味を活かしつつ、コーヒーらしさも失わないミディアムロースト(中煎り)でご提供します。
アナエロビックの豆はまだ希少性が高く、価格はかなり高めになってしまいますが、コーヒーの面白さを感じていただける一品だと思います。
ぜひ一度お試しあれ!